NGL Pitch Up:長寿分野の次なる挑戦
選ばれたスタートアップが、次世代の健康と長寿に向けたビジョンを発表します。
中之島クロスで、2日間にわたり2つのステージを開催しました。フロンティア・ステージでは、 基調講演、NGLボードルーム、臨床セッションを終日実施。ビルド・ステージは毎日午後に並行して開催し、 この分野での実践や事業づくりに必要な科学、概念、具体的な第一歩を取り上げました。
2026年に開催したプログラムを記録として掲載しています。時刻はすべて日本標準時(JST)です。
2日間にわたり、基調講演、NGLボードルーム、臨床セッションを開催します。10月14日(水)の夕方にはプレカンファレンスを行います。
受付会場:中之島クロス 8階 O-Nexus
選ばれたスタートアップが、次世代の健康と長寿に向けたビジョンを発表します。
登壇者、参加者、パートナーが気軽に交流するオープニングイベントです。
会場:ザ・リッツ・カールトン大阪「ザ・バー」。カンファレンス参加者とお連れ様はカバーチャージ不要です。飲食代は各自でお支払いください。
おにぎりの軽い朝食です。ホテルで朝食を済ませてからお越しいただくことをおすすめします。
NGL Liveで20分間のグループ枠をご予約ください(各回最大14名様):8:10、8:30、12:30、12:50、13:30。それ以外の時間は予約なしでご参加いただけます。
抹茶は体験の後にお出しします。
同じ診療の場に至る、4つの道
それぞれ異なる経緯、理念、診療モデルを経て長寿医療にたどり着いた医師たちが、互いのアプローチの共通点と違いについて議論します。
確立した生理学的知見と根強い誤解を整理し、科学、臨床、政策が健康寿命をめぐるホルモンの議論をどう変えつつあるかを探ります。
死亡原因の大部分を占める3つの疾患を測定し、その結果に基づいて治療する
1人の患者。4つのシステム。無数の相互作用。
長寿医療を牽引する臨床医と科学者が、脳、心臓、腸、ホルモンの相互関係から、同じ複雑な症例を評価します。各登壇者はリスクの優先順位をつけ、何に最初に取り組むべきかを判断し、治療戦略の根拠を示します。
老化の生物学から現在わかっていること、特に重要なメカニズム、そして介入によって老化の経過を変えられる可能性について、ライブ形式で対話します。
再生医療と細胞医療において、科学的に信頼でき、臨床で活用でき、責任ある実用化に進めるものは何かを議論します。
日本と世界の各市場が、再生医療における科学的根拠、患者のアクセス、規制の柔軟性、臨床上の責任のバランスをどのように取っているかを議論します。
神経系、免疫系、内分泌系の相互作用が、炎症、回復力、老化の経過にどのような影響を与え得るかを探ります。
伝統医療、瞑想などの内省的実践、意識、サイケデリクスを取り上げ、現代科学の視点から検証しても意味を持つものは何かを議論します。
1日目の締めくくりとして、次の展開を考えます。世界各地で長寿ケアを提供するHims & Hersが、この領域で世界初のグローバル企業となるためにどのような位置にあるのか、そしてそれが分野全体に何を意味するのかを探ります。
Invincible: Defy Your Genetic Destiny to Live Better, Longer
ひと息つける場所をお探しですか?毎晩夕食後、チームはヒルトン大阪のバーにいます。お気軽にお声がけください。
ヒルトン大阪(大阪市北区梅田1-8-8)
おにぎりの軽い朝食です。ホテルで朝食を済ませてからお越しいただくことをおすすめします。
NGL Liveでお席をご予約ください(各回30名様)。
老化研究の知見を実践に生かせるようになるにつれ、課題は健康寿命に影響を与えられるかどうかにとどまらなくなります。発見を集団、医療システム、社会全体に広げたとき、何が起こるのかを考えます。
金曜日は昼食時間帯のみです。NGL Liveで20分間のグループ枠をご予約ください(各回最大14名様):12:15、12:35、12:55。それ以外の時間は予約なしでご参加いただけます。
抹茶は体験の後にお出しします。
高額なサービスを取り除いた後に、何が残るのか?
2050年までに60歳以上の人口は20億人を超え、その多くが低・中所得国で暮らすと予測されています。参加者は、資源の限られた医療システムで実現可能な最小限の長寿医療の仕組みを設計します。何を残し、何を省き、何を測り、限られた資源をどこに優先配分すべきかを考えます。
AI、長寿医療のテクノロジー、そして未来の医師
複雑さを増す生体データの解釈から、医師と患者の対話そのものまで、AIが医療をどう変え得るかを参加型の形式で探ります。
AIは臨床推論や診断をどこで有意義に支援できるのか。そして、何を医師の判断に委ねるべきなのかを考えます。
Mayo ClinicとCactusの事例を通じて、テクノロジーが診療の重心を記録作業から、より深い理解、信頼、対話へと移せるかを探ります。
AIが医師の参照する単なるツールを超え、診療の場に能動的に関わる存在になると、何が変わるのかを探ります。
最後に参加者が一堂に会し、変化するAIの役割、医師の判断、未来の診療のあり方について議論します。その後、10〜15分の質疑応答を行います。
老化バイオマーカーは、予防の指針として使えるほど信頼性、反応性、臨床的有用性を備えているのでしょうか。現在測定できること、介入に対する反応、残された限界を検討します。
生命保険は従来、疾病や死亡のリスクに価格をつけてきました。生物学的年齢の検査によって、保険会社は予防の積極的なパートナーになれるのでしょうか。エピジェネティック検査の活用、そこから生まれ得るインセンティブ、実際の導入の姿を探ります。
日本は老化バイオマーカー、予防医療、保険のインセンティブを組み合わせ、広く展開できる長寿医療モデルをつくれるでしょうか。実装できること、費用負担のあり方、必要な基盤と連携を議論します。
遠隔医療プラットフォーム、消費者向けヘルスケアブランド、検査会社が、長寿医療における患者の最初の窓口を目指しています。患者との関係全体をめぐって競争するのか、連携して価値を分かち合うのか。長寿医療が普及する中で、持続的な価値が最終的にどこに生まれるのかを考えます。
夜は自由に大阪をお楽しみください。レストラン、文化体験、街歩きのおすすめは、カンファレンスのウェブサイトでご案内する予定です。
ひと息つける場所をお探しですか?毎晩夕食後、チームはヒルトン大阪のバーにいます。お気軽にお声がけください。
ヒルトン大阪(大阪市北区梅田1-8-8)
フロンティア・ステージと並行して開催した午後のステージへ。
ビルド・ステージの日程この分野を初めて学び、基礎を固めたい方に向けた午後のトラックです。フロンティア・ステージと並行して、日本で成長する長寿医療市場を理解し、事業や実践に取り組むために必要な科学、概念、最初の一歩を扱います。
毎日午後、フロンティア・ステージの講演と並行して開催します。1セッションだけでも、全プログラムでも参加できます。予備知識は不要です。
各セッションは単独でも学べる構成です。関心に合わせて、ビルド・ステージとフロンティア・ステージを行き来できます。
基礎科学は、老化研究を人に応用するためのモデルを築きます。技術は、それを一人ひとりに精密に生かせる形にします。アクセスの拡大は、世界への普及を可能にします。
Maier医師が、老化科学とは何か、老化の特徴、暦年齢と生物学的年齢の違い、従来の疾病治療と長寿医療の違いを解説します。老化バイオマーカーの測定と個別化予防への活用を取り上げ、研究から臨床実践への橋渡しをたどります。
Ishido博士が、現在ヒトのオートファジーをどのように測定しているか、食事・サプリメント・薬剤による介入のうち何が最も進展し、臨床で活用できる段階にあるかを解説します。大学の研究室から実際の製品開発へ進むために必要だったことも紹介します。
長寿バイオテクノロジー市場を長年分析してきたFransén医師が、どの薬剤が臨床的な成果をもたらす可能性が高いかを、臨床医・研究者の視点で論じます。
Molina博士の研究は、賞金総額1億100万ドルのXPRIZE Healthspanで、筋力、認知、免疫機能の若返りを測定する標準プロトコル、マルチオミクス解析、機能検査の基盤となっています。2人は「次の大型長寿薬は何か」から「効果をどう確かめるか」へと議論を進めます。
Grady博士が、一人ひとりの腸内細菌叢を読み解き、消化器、代謝、自己免疫、神経、長寿に関する最新の科学と結びつける方法を解説します。腸を行動につながる診断の基盤として捉え、AIによってその知見を個別化予防に精密に生かす可能性を示します。
Elise Lilliehöök氏が、社会的な関係が長寿を予測する最も強力で根源的な要因の一つであるというエビデンスを紹介します。孤独や社会的孤立を、測定し対処できる長寿のリスク要因として捉え、人とのつながりを置き換えるのではなく、深めるための技術設計を示します。
オンライン診療は、予防医療をどのように利用しやすくできるでしょうか。初回の接点から継続的なケアまでの患者体験をたどり、アクセス、医療への信頼、臨床的な有効性、規模が拡大しても一貫した体験を届けるための実務上の課題を検討します。
Tim Doyle氏が、保険制度や診療ガイドラインが大きな役割を担う日本で、GLP-1のオンライン診療へのアクセスを広げるために必要なことを解説します。日本で生まれつつある「GLP-1の転換点」と、環境の変化や新たな機会に際して事業者や臨床医が注視すべき点を論じます。
Popa氏が、長寿クリニックへの投資と開業に必要なことを運営者の視点で解説します。設備費用、事業の採算性、構想から最初の患者を迎えるまでの具体的な手順と実務を取り上げます。
Kennedy博士が、生物学的年齢時計の開発と種類を解説し、臨床に導入できる領域と、なおエビデンスが必要な領域を率直に語り、1日目を締めくくります。
続いてJulie Baron氏がLinAge2を紹介し、実際の現場での活用と、生物学的年齢スコアを具体的な個別アクションプランに変える方法を示します。
Shah氏が、規制とアクセスの視点からホルモン療法を取り上げます。テストステロン欠乏と測定可能な疾患との関連を示す大規模なエビデンスをもとに、長寿戦略におけるホルモン療法の位置づけ、科学に規制が追いついていない点、現在の利用環境、この分野で事業を築く人にとっての機会を論じます。
Comite医師が、一人ひとりに固有の生物学的特徴と経験に基づいて治療するとはどういうことかを示します。ホルモンをはじめとする主要なバイオマーカーをどのように測定し、その人の状況に照らして解釈し、精密な介入の標的として疾病の予防と改善につなげるかを解説します。参加者は、女性と男性それぞれに合わせて長寿医療を個別化するための実践的な枠組みと、精密医療が向かう先への展望を持ち帰ることができます。
Husain医師が、心血管系に特有の老化のパターンと全身への波及効果を解説し、病気が現れる前に心臓の健康を守るために実践している統合的な循環器診療の戦略を紹介します。
Molina博士が、身体的・認知的なレジリエンスを示す、血液から測定できるシグネチャーを特定する自身の研究を紹介します。その経時的な変化を追うことで、脳の健康を守り健康寿命を延ばす早期介入戦略にどう生かせるかを解説します。
Bosnak氏が、思いやりを備えたAIが声のトーンや表情、身ぶりから言葉の奥にある感情を読み取り、寄り添いと共感をもって応答できることを解説します。人がそばにいられないときに、AIを通じてつながりとケアを届けるべきだと論じます。
Foong医師が、エストロゲンをはじめとする性ホルモンの低下が心血管疾患、骨粗しょう症、代謝疾患、認知機能低下の測定可能な要因であるというエビデンスを示し、中年期、とりわけ更年期は生活の質のケアにとどまらず予防の重要な時期であると論じます。家庭医療での25年以上の経験をもとに、長寿戦略におけるHRTの位置づけ、生活習慣医療と並行して日常のプライマリケアに組み込む方法、そして女性の健康寿命にとっての意味を示します。
NGLが日本を選んだ理由を探ります。世界的な長寿医療の必要性に対し、世界で最も進んだ高齢化、発達した機能性食品・再生医療の枠組み、明確な二つの規制経路を持つ日本は、アジア太平洋の長寿医療市場の中核となる条件を備えています。世界に先駆けて、市場の可能性が最もはっきりと表れつつある場所ともいえます。
Wang氏が、中国を代表する長寿関連組織の一つであるTimePieの立場から地域の視点を示し、市場を形づくる力を整理します。いま規模を拡大しているクリニックや事業者、彼らが向き合う規制環境、そして政府の強力な後押しから予防と健康長寿への根強い文化的投資まで、普及を加速させている要因を取り上げます。講演では、この地域の動向がなぜ世界の長寿医療の行方を示す先行指標となるのかを論じます。
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